マンションをご購入予定でいらっしゃる方に、今日はいくつかの注意点
をご紹介したいと思います。
マンション購入にあたっては、色々な書類が用意されます。どんなもの
があるか、以下に書き出してみましょう。
①土地付区分建物売買契約書
②重要事項説明書
③各種確認書(確認後押印)
④資金計画表
⑤諸費用概算表
⑥承認書(承認後押印)
⑦個人情報の取扱いに関する書類(承諾後押印)
⑧クーリング・オフに関する告知書兼確約書(説明を受け承諾後押印)
⑨建築・開発同意書
⑩住宅ローンに関わる確認書
⑪長期修繕計画書
⑫住宅瑕疵担保責任保険契約 概要説明書
⑬管理に関する書類一式
(管理規約等承認書、管理規約、使用細則など)
ざっと、こんな感じでしょうか。
今回は、②と⑬の関係についてご説明致します。
ご存知の方も多いとは思いますが、売買契約の締結前に、宅建主任者は重
要事項説明書を買主側に交付し、かつ、説明をしなければなりません。
しかし、この時に、管理規約や使用細則の中身の細かい部分までの説明義
務は負っていないため、重要事項説明では大体「管理規約や使用細則を遵
守する」とされるのが一般かと思われます。
ここで問題となるのが、管理規約や使用細則の中身です。契約時の説明で
はペット飼育は可能であったものが、使用細則で飼育禁止になっていたり
するととてももめる事になります。最新の裁判例では、買主側が全面敗訴
していますので、ご購入の時には細心の注意が必要です。
マンション購入とは、一生に一度であるだろう大きな買い物です。手間
ではありますが、契約の当日に重要事項説明を受けるのではなく、2,3日
前には、重要事項説明書、管理規約及び使用細則を受け取り、十分に中身
を確認した上で契約書に判を押される事をお勧めいたします。
皆様が、後悔のないマンション購入をされる事を願っております。
次回は、未完成物件の販売を行う場合の保全措置についてご説明させて頂
きます。
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